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建設業退職金共済事業加入・履行証明書の発行基準の改定について～経審のP点に与える影響～

投稿日：2022/05/30

１）建退共の加入・履行証明書の発行基準の改定の概要

加入・履行証明書の発行については、令和３年７月に建退共本部より「建設業退職金共済事業加入・履行証明書の発行基準の改定について」の案内のとおり令和４年度から完全実施され、新基準での証明書発行となりました。

福島県支部では実情の就労実態に見合うように支部独自の発行基準（緩和）を策定し、
令和４年４月１日から適用されましたので、下記をご確認下さい。

【建退共「福島県支部」の発行基準（緩和）】
　http://kentaikyou.fukushima.jp/pdf/download_kijun.pdf

【建退共　加入・履行証明書の発行基準について（福島県支部）】
　http://kentaikyou.fukushima.jp/pdf/download_furo.pdf

【簡易検査】
　https://www.kentaikyo.taisyokukin.go.jp/tetsuzuki/flowchart/q1-1.html

２）建退共の加入・履行証明書の発行手続きの変更

　
福島県支部では、令和４年４月１日から発行手続きが下記の通り変更となりました。
発行までに時間を要するようになりました。
経審の有効期限を考慮して余裕を持って、手続きして下さい。

３）経審のP点に与える影響

弊所が怖れていることは、下記の通りです。
御覧の皆様も、発行基準を満たしているか改めてご確認いただければ幸いです。

・発行基準が変更
↓
・建退共の加入・履行証明書が発行されないことになった
↓
・経審のP点が２１点減少

≪計算式≫
建退共W１＝１５
Ｗ＝（Ｗ１＋Ｗ２＋Ｗ３＋Ｗ４＋Ｗ５＋Ｗ６＋Ｗ７＋Ｗ８＋Ｗ９＋Ｗ10）×１０×
１９０/２００
　　　　＝１５×１０×１９０／２００
　　　　＝１４２．５
　　　総合評点（Ｐ）＝0.25Ｘ１＋0.15Ｘ２＋0.2Ｙ＋0.25Ｚ＋0.15Ｗ （小数点第１位四捨五入）
　⇒建退共の加点分をＰ点換算すると
　　Ｐ＝０．１５Ｗ＝０．１５×１４２．５＝２１．３７５＝２１
↓
・建設工事の入札参加資格審査申請の格付け（ランク）に影響
　↓
・福島県内の令和５・６年度の上記申請に係る定期受付が、例年通りであれば９月以降から申請が開始し、令和５年４月１日から２年間の格付け（ランク）が確定
　↓
・公共工事の受注件数、受注金額に影響
　↓
・完成工事高に影響
※この評点計算は、記事掲載時点の点数です。
将来の経営状況分析や経審の審査による修正指示等その他事情により、修正の可能性がございますので、ご案内する点数を保証することができません。あらかじめご了承ください。

４）建退共の制度の一部が変更しています。

中小企業退職金共済法の一部改正などに伴い、建退共の制度が変更されました。

１．掛金日額を310円から320円に改定
２．予定運用利回りは3.0％から １.３％に引き下げ
３．被共済者に直接掛金の納付状況をお知らせするはがきを郵送
４．共済手帳の様式変更（次回更新時期が手帳に記載されるなど）
５．様式の新設・改定について
６．各種申請書の押印の廃止について
７．「電子申請方式」も追加されました。
８．建退共・電子申請方式とCCUS連携

参照https://www.kentaikyo.taisyokukin.go.jp/seido/seido11.html
　　https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/ccus_kentaikyo.html

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